2016年11月15日
女性の代表的な悩みといえば「便秘」。
体調不良や肌荒れなど、さまざまなトラブルを引き起こす万病の元。
この厄介な大敵を日々の食事で撃退したい…
そんな方にオススメなのが「海苔」。
今回は、腸にやさしい海苔の食物繊維についてご紹介します。
便秘改善に効果的な成分といえば「食物繊維」。
実は、海苔の約1/3は、食物繊維です。
100g当たりの成分量は、なんとごぼうの約6.3倍!
食物繊維が豊富なことで知られるチアシードも上回るほど。
この量は、数ある食材の中でもトップクラスです。
食物繊維には、2種類あるのをご存知でしょうか。
不溶性食物繊維と水溶性食物繊維です。
不溶性食物繊維とは、水に溶けない食物繊維。
胃や腸で水分を吸って膨らみ、便の量を増やして排泄を促進します。
また、腸を刺激して動きを活発にし、便通を促す効果も。
ただし、摂り過ぎには要注意。
便が硬くなったり、腸を傷めたりする可能性があります。
水溶性食物繊維とは、水に溶ける食物繊維のこと。
やわらかく腸を傷つけにくいのが特徴です。
保水性が高く、水に溶けるとヌルヌルに変化。
この粘性が、糖質の消化吸収を緩やかにして血糖値の上昇を防ぎ、
余分な脂質を吸着して排出してくれます。
海苔の食物繊維は、全てがこの水溶性です。
食物繊維の理想的なバランスは、不溶性:水溶性=2:1といわれています。
不溶性は、大豆、ごぼう、玄米などから、
水溶性は、海苔、もずく、めかぶなどから摂ることが出来ます。
便が硬い時は水溶性を、柔らかすぎる時は不溶性を摂ってみるなど、
状態に合わせた使い分けを心掛けてみましょう。
※このコーナーに掲載している数字は「文部科学省 食品成分データベース」を参考にしています。