2016年03月11日
震災から今日で5年が経ちました。毎年この日を迎える度、当時の記憶が蘇り、胸が締めつけられます。
今日は5年前と同じ金曜日。海苔の入札会が開かれる日です。5年前のあの日も入札会が開かれていました。
震災の年の初入札会。僕はそこで見た光景に言葉を失いました。
広い会場にわずかに置かれた海苔の箱。宮城県の全ての生産浜から集められた海苔はこれで全部。
被害の深刻さと復興の難しさを物語っていました。
2011年宮城県寒流のり初入札
津波により200人いた生産者の半数以上が命を奪われ、8割の生産施設が流失。宮城県の海苔産業は、存続も危ぶまれる壊滅的状況でした。
あれから5年。
今年も迎えることができた初入札会。
その会場を見て、僕は目頭が熱くなりました。そこには、震災の年からは見違えるほどたくさんの海苔が並んでいました。
ここまで立ち直るのには、筆舌に尽くしがたい涙ぐましい努力があったと思います。
2015年宮城県寒流のり初入札
宮城県の「寒流のり」は着実に復興に向かっています。
これからも応援よろしくお願い致します!