2015年11月19日
11月19日、宮城県塩釜市でみちのく寒流のりの新海苔初入札がありました。
日本全国から多くの問屋さんが集まり、会場は大盛況でした。
会場のオープンは朝の7時です。
私たちのいる山元町から塩釜市までは車で2時間ほど掛かるので、まだ外が暗いうちに出発しました。
「今季は出来・収穫量ともに前年を上回っている」という前評判を聞いていたので、どんな海苔が出ているかと車中の会話もはずみます。
会場には「みちのく寒流のり」と大きく書かれた段ボールがずらりと並んでいます。
この日出荷された4106万枚の海苔が産地と等級別に積まれる中、私たちは試食をしながら入札価格を考えていきます。
写真はその様子です。
気が遠くなるような数の海苔が並んでいるので、あらかじめ狙いを定めて試食をしないと入札に間に合いません。
お昼過ぎには入札が始まります。
入札というとオークションのようなイメージがありますが、海苔の入札は目に見えるかけひきは一切なし。
希望価格をそれぞれがひとつだけ出し、一番高値を付けたところが入札できるのです。わずかな差で入札できないなんてこともあるので、この時間はみんなヒリヒリとした気持ちで過ごします。 15時頃にはその日の入札が終わり、帰路につきます。
私たちもお目当ての新海苔を入札することができ、ほっとひと安心。
これから3月末にかけて毎週入札が続きます。私たちにとって楽しみな海苔のシーズンの始まりです。